2026年を迎えた現在も、ふたりの関係性は変わらず軽やかで風通しが良い。近年のプライベートを取材すると、互いの領域を決して侵食せず、個々の創作や仕事を心からリスペクトし合う成熟した大人の空気が漂っている。決して「こうあるべき」という夫婦の型を押し付けない。それが長年連れ添うふたりが自然と導き出した生活の知恵だ。
家庭内では家事や育児の分担を厳格にルール化するのではなく、気づいた方が自然に手を動かす。子育てが一段落しつつある今、週末にはふたりで静かに珈琲を淹れ、アートや映像について語り合う時間を何よりも愛おしんでいる。スポットライトの当たる華やかな世界に身を置きながら、地に足をつけた丁寧な暮らしを守り抜く姿勢こそが、彼女の変わらぬ若々しさと生命力の源泉にほかならない。