長年、マリンレジャーや漁業用フロートの課題とされてきたのが、紫外線や波による海洋プラスチックゴミの発生だった。しかし2026年、その常識は完全に覆された。
日本の化学メーカーと大学の共同チームが開発した新型フロートは、100%植物由来の海洋生分解性ポリマーで作られている。万が一、長年の使用で磨耗したり破損して海に流出したりしても、海中の微生物によって水と二酸化炭素に分解される仕組みだ。
さらに表面には、サンゴの着生や小さな魚の隠れ家となる微細な多孔質構造が施されている。浮体を浮かべれば浮かべるほど、周辺の海洋生態系が豊かになるという「ネイチャー・ポジティブ(自然再興)」を実現した設計だ。すでに全国各地の海水浴場やアクティビティ施設で導入が進んでいる。