原作の持つ特異な色彩感覚と独特のポージングを、完璧な映像表現へと昇華させたのがdavid productionの手掛けたアニメ版だ。現代のアニメーション産業において、ジョジョのアニメ化は原作翻案のひとつの到達点として語り継がれている。
空が黄色に染まり、地面が紫に変わる大胆なカラーパレットの転換。オノマトペを画面上にグラフィカルに配置する演出手法は、原作の持つケレン味を一切損なうことなく躍動させた。仗助の「すげー爽やかな気分だぜ」のシーンにおいても、声優陣の熱演と緩急あるカット割りが、狂気と清々しさが同居する独特のテンポを生み出した。
静止画の迫力をアニメーションとして再構築するスタジオのクラフトマンシップは、その後のコミック映像化の流れにも決定的な影響を与えている。