国内プラットフォームがポイントを武器にする一方、体験価値や利便性を前面に出すのがグローバルリテールだ。
スターバックス コーヒー ジャパンが展開する「Starbucks Rewards」は、ロイヤルティプログラムの好例と言える。年間利用実績に応じてランクが上がると、誕生月にはビバレッジやフード、オリジナルグッズに利用できる「Birthday 20% OFF」などの特別なインビテーションがアプリに届く。単なる値引きではなく、ブランド体験そのものを祝福として演出するアプローチがファンの心を掴んで離さない。
一方、Amazon.co.jpはよりアルゴリズム的でスマートなアプローチを採る。普段の閲覧履歴やウィッシュリスト(ほしい物リスト)の傾向をAIが分析し、誕生月に合わせたパーソナルなタイムセールやクーポンを提示。欲しいと思っていた商品が誕生月にピンポイントで値引きされる体験は、顧客の購買心理を巧みに後押ししている。