両者の楽曲を分析すると、「Us(私たち)」という主語の捉え方に劇的な違いが見て取れます。テイラー版の和訳と構造を紐解くと、そこには「悲劇的な幕切れを迎えた元恋人たち」への皮肉と後悔が渦巻いています。アップテンポで疾走感あふれるバンドサウンドとは裏腹に、リリックは「The End(結末)」に向かって転がり落ちていく孤独なモノローグです。
一方、KinKi Kidsの楽曲構造は重厚なストリングスと力強いビートが融合したドラマティックな王道ポップバラードです。剛の情緒豊かで切なさを帯びた歌詞と、光一の紡ぐフックの効いたドラマティックなメロディラインが有機的に絡み合い、「過去を受け入れ、痛みを抱えたまま光へと向かう共同体としてのUs」が提示されています。