真夏の猛暑で地温が上がりすぎたり、長雨で過湿状態が続くと、植物の根は激しく消耗して吸水・吸肥能力を失ってしまう。こうした危機的状況下で威力を発揮するのが、葉の裏側から直接栄養を補給する「葉面散布」だ。
薄めた液肥や微量要素剤を霧吹きでスプレーすることで、根に負担をかけることなく数時間で栄養を行き渡らせることができる。葉の気孔が開いている早朝や夕方の涼しい時間帯に散布するのがポイントだ。日中の炎天下で行うとレンズ効果で葉焼けを起こすため避ける必要があるが、弱った株を緊急リカバリーする手段としてプロ農家の現場でも標準的な技術となっている。