ふたりの出会いは、共通の知人を介した食事の席だったという。派手な交友関係を好まず、自身の仕事にストイックに向き合う姿勢がお互いに強く響き合った。口数の少ない南秀仁と、朗らかでありながら深い洞察力を持つ柳ゆり菜。対照的ながらも本質が似通ったふたりが惹かれ合うのに、多くの時間はかからなかった。
交際がスタートしてからも、デートの場所は徹底してプライベートな空間が選ばれていた。外食を控え、互いの自宅で手料理を囲む日々。多忙を極めるスケジュールの合間を縫い、新幹線や飛行機を乗り継いで会う時間を捻出していたという。目撃情報が極端に少なかった背景には、お互いのキャリアを最優先に考え、余計なノイズをシャットアウトしようとする徹底したプロ意識があった。