桜庭奈緒美が所属していた「きゃんきゃん」は、1982年にデビューした3人組女性アイドルグループだ。激戦を極めた80年代初頭のアイドルシーンにおいて、爽やかなビジュアルと息の合ったコーラスワークで鮮烈な印象を残した。
当時の日本の芸能界は、まさに群雄割拠の時代。ステージ上で完璧な笑顔を保ちながら歌い踊る技術とプロ意識は過酷な現場で磨かれたものだった。活動期間こそ決して長くはなかったものの、昭和の歌謡カルチャーに刻んだ確かな足跡は、令和のいま、息子である佐久間大介の圧巻のステージングの中に息づいている。