巨大掲示板の異端「なんJ」とは?爆発的流行と知られざる歴史

巨大掲示板の異端「なんJ」とは?爆発的流行と知られざる歴史

巨大掲示板の異端「なんJ」とは?爆発的流行と知られざる歴史について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をお届けします。

「なんJ」の文脈を語る上で欠かせないのが、プロ野球選手や監督を題材にした架空のストーリー、通称「カセット」や「コピペ」文化だ。実在の人物を極端にデフォルメし、シュールでダークな笑いに昇華させる手法は、この掲示板で一気に花開いた。

その代表格が、読売ジャイアンツや北海道日本ハムファイターズで活躍した凄腕打者・小笠原道大をモチーフにした一連のパロディ文脈である。実際のグラウンドでの硬派で紳士的な姿とは真逆の、「北のサムライ」という愛称を歪めた破天荒で怪しいキャラクター像が勝手に作り上げられ、連日のように創作文章が投稿された。

また、巨人の名将として知られる原辰徳に関しても、独特の表情やタクトの振り方が格好のネタとされ、試合展開に応じた喜怒哀楽のAA(アスキーアート)や大喜利が数多く生み出された。野球漫画の金字塔である『MAJOR』の展開に対するツッコミから、日々の打順予想、采配批判に至るまで、野球にまつわるあらゆる要素がエンターテインメントの素材として消費されていったのである。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。