今大会のトレンドとして目立つのが、先発のオーバーハンドから中盤で横手投手へスイッチする、あるいはその逆パターンという「角度ギャップ継投」だ。名門甲子園出場校の監督たちは、単なる球速の緩急だけでなく、リリースの「角度」による目の錯覚を戦術に組み込んでいる。
上から投げ下ろす140キロ台後半のボールに目が慣れてきた5回裏、突如としてマウンドに上がる横手投手。地面スレスレの高さから水平方向に伸びてくる球筋に対応するのは、どんな強打者であっても容易ではない。目がアジャストする前に試合が決してしまうケースが続出しており、継投策の核として横手投手の価値が爆発的に高まっている。