長年にわたり『週刊文春』や発行元である『文藝春秋』の各種メディアが実施してきた数々の意識調査は、その時代の社会心理を可視化してきた。「女が嫌いな女」というテーマは、単なる芸能ニュースの枠を超え、世相を解読するための重要なデータとなっている。
昭和から平成、そして令和へと元号が変わる中で、好感度の基準は劇的に変化した。従順で出しゃばらない女性像が好まれた時代から、自分の意思を持ち独立して生きる女性が評価される時代へ。しかしその一方で、SNSの普及により「他者との共感」や「気遣い」が過剰に求められるようにもなった。雑誌やウェブの意識調査が浮き彫りにするのは、変わり続ける女性たちの生きづらさと、互いに向けられる視線の変化そのものなのだ。