第245話の開幕を飾ったのは、法廷の外郭で繰り広げられた秤金次 vs 裏梅の極限バトルでした。宿儺のもとへ急行しようとする裏梅に対し、秤は自身の領域展開「坐殺博徒」のラウンドをすでに回し終えた状態で乱入。大当たり状態を維持したまま、氷結の術式を操る裏梅の足止めに成功します。
裏梅は広範囲を瞬時に凍結・破砕する「直瀑(じきばく)」や「霜凪(しもなぎ)」を容赦なく放ち、秤の右腕や右脚を物理的に吹き飛ばします。しかし、大当たりの確変ボーナス中である秤の肉体は、呪力があふれ出すことで全自動(フルオート)の反転術式が常時発動。四肢が損壊した次の瞬間には一瞬で肉体が新生し、平然と打撃を叩き込み続けました。
この異次元の回復力に対し、千年前から数多の強者を見てきた裏梅自身が「反転術式の治癒速度において五条悟や宿儺をも上回る」と内心で戦慄を覚えた描写は、読者に強烈なインパクトを与えました。秤が裏梅を前線から隔離したことで、舞台は日車と虎杖による「宿儺の法廷闘争」へと一本化されることになります。