インターネット上の簡易工作マニュアルにおいて、極めて重大なリスクとして見落とされがちなのが、「ペットボトル容器の材質と耐圧強度の違い」です。どんなペットボトルでも同じように加工できると誤解されがちですが、これは重大な事故に繋がりかねない盲点です。
水やお茶、スポーツドリンクが入っていたペットボトルは、内容液が発酵・膨張しないことを前提に薄肉軽量化されており、内部からの圧力に耐える設計になっていません。特に四角い形状のボトルや薄手のエコボトルは、加圧によって角から裂けやすく、わずかな内圧で白化・破裂するリスクを孕んでいます。
一方、コーラやサイダーなどの炭酸飲料用ボトルは、底面が「ペタロイド構造(花びら形状)」になっており、約0.6〜0.8MPa(メガパスカル)というタイヤ並みの内圧に耐えられるよう強固な丸型肉厚成型が施されています。空気入れを使った加圧式はもちろんのこと、子どもが力一杯握りしめる手押し型であっても、破損を防ぐために必ず「丸型の炭酸飲料用ペットボトル」を選定することが鉄則です。