教育工学および学習心理学の観点から見ると、他人の作成した「答え」を探し出して写す行為は、最も時間対効果(タイパ)が悪い作業です。人間は「能動的に文脈を推測し、検証する」プロセスを省くと、記憶の定着率が著しく低下します。解答を写してその場しのぎで課題を提出しても、期末試験の本番で初見のリスニング問題や長文読解に直面した際、手も足も出なくなります。
また、大学の学習管理システム(LMS)では、提出された和訳レポートのコピペ率や類似度判定がAIによって自動判定されるケースが一般化しています。知恵袋やオークションサイトで買った解答を提出した結果、同級生と完全一致して不正行為と判定され、当該学期の全単位が取り消されるという事例も現実に発生しています。
予習・復習で成功する人・失敗する人の判断基準
・成功する学習者:解答を探すのではなく、「単語の確認」「リード文の構文把握」「公式音声のオーバーラッピング」に各15分、合計45分を集中して投資できる人。
・失敗する学習者:ネット上の「成美堂 英語教科書 解答」という不確かな情報源を何時間も巡回し、結果的に誤答を写して平常点を落とす人。
自習の目的は「満点の和訳を作ること」ではなく、「授業の解説を無理なく理解できる準備をすること」です。わからない箇所は空白のまま「構文が不明」とメモを残して授業に臨む方が、担当教員からの評価も格段に高くなります。