参拝計画を破綻させないために最大の警戒を払うべきポイントが、宝当桟橋の定期船運行ダイヤと最終便の時間です。唐津市が発表している公営航路の標準運行スケジュールでは、宝当桟橋発・高島行きの始発はおおむね午前7時台後半から8時前後に設定され、日中に2〜3便、そして夕方の最終便が16時台〜17時台前半に運航されます。
ここで多くの観光客が見落としがちなのが、「復路の島発・唐津行き最終便」の早さです。高島発の本土行き定期船は、平日は16時台、休日ダイヤでも17時前後がリミットとなります。万が一この最終便を逃した場合、高島には一般観光客向けの宿泊施設がほぼ存在しないため、途方に暮れる事態に直結します。
海上タクシーについても、日没以降は夜間割増料金が適用されるか、事前の特別チャーター以外は運航を終了してしまいます。現地船長組合の関係者も「夕方16時を過ぎると船の手配が一気に難しくなる。どんなに島内の散策に夢中になっても、15時半までには港へ戻るスケジュールを組んでほしい」と警鐘を鳴らしています。
さらに玄界灘は、秋から冬にかけての季節風や台風、春一番などの気象変化を受けやすい海域です。波高が2メートルを超えたり瞬間風速が強まったりすると、定期船の欠航および海上タクシーの運航見合わせが発生します。特に小型の海上タクシーは定期船よりも先に運航制限がかかるケースがあるため、天候が怪しい日は出発前に唐津市役所の担当窓口や運航各社の連絡先、唐津観光協会の発信するリアルタイム情報で運行状況を確認することが欠かせません。