Googleなどの検索窓に「文京学院大学 ふじみ野キャンパス」と打ち込むと、サジェストキーワードにふじみ野キャンパスの跡地と今後という不穏なワードが表示されることがあります。これを見た受験生や保護者が「ふじみ野キャンパスはすでに閉鎖されて跡地になったのか?」と誤解するケースが後を絶ちません。
取材と客観的ファクトに基づき断言すると、「ふじみ野キャンパスが完全閉鎖され跡地になった」という情報は真っ赤な誤解(デマ)です。では、なぜこのような検索ワードが浮上したのでしょうか。構造的な原因は以下の3点に集約されます。
第1に、前述した人間学部などの本郷キャンパス移転ニュースが伝言ゲームのように歪曲され、「学部移転=キャンパスそのものの廃止・売却」と早合点したネットユーザーの書き込みが拡散されたこと。第2に、ふじみ野駅周辺エリアで過去に起きた大型施設の再開発(日本初のアウトレットモール「アウトレットモール・リズム」跡地が「ショッピングセンター・ソヨカふじみ野」を経て現在の「トナリエふじみ野」へと変貌した事例など)と検索キーワードが混同されたこと。そして第3に、首都圏の他大学(青山学院大学の相模原・厚木問題や、複数の女子大による郊外キャンパス売却・募集停止ニュース)の動向と重ね合わせて検索する人が増えたことです。
実際のふじみ野キャンパスには、本郷キャンパスの敷地面積(約11,000平方メートル)では物理的に収容不可能な教育・地域インフラが多数稼働しています。具体的には、医療・リハビリテーション系の大型実験実習棟、広大なグラウンドや体育館といったスポーツ施設に加え、同一敷地内に併設された学校法人文京学園の「ふじみ野幼稚園」、地域住民に開放されている子育て支援センター「ふじみんぴあ」、さらに「臨床心理相談センター」などが密接に連携しています。つまり、ふじみ野キャンパスは単なる大学の講義棟ではなく、文京学園全体の地域貢献・医療福祉教育の巨大プラットフォームとして、2026年現在も不可欠な役割を担い続けているのです。