二人の接点が生まれたのは、2017年6月に公開された映画『兄に愛されすぎて困ってます』(通称・兄こま)での共演でした。撮影自体は2016年夏から秋にかけて行われており、血のつながらない兄妹役として濃密な撮影期間を共に過ごしています。主演を務めた土屋太鳳さんと、映画初出演で相手役に抜擢された片寄涼太さん。当時の現場関係者の証言によると、現場の空気は極めてプロフェッショナルでありながら、初演技にプレッシャーを感じていた片寄さんを、すでに数多くの現場を踏んでいた土屋さんが温かく支える場面が多々見受けられたといいます。
公開当時の特番インタビューや舞台挨拶において、片寄さんは土屋さんについて「現場での気配りや作品に向き合う真摯な姿勢に刺激を受けた」と語り、土屋さんもまた「ストイックで誰に対しても誠実」と敬意を示していました。作品プロモーション期間中、劇中の甘い関係性を投影した二人の仲睦まじい姿はファンの間でも大きな話題を呼びましたが、当時は「役柄を通じた良き仕事仲間」という認識が一般的でした。
交際がスタートしたのは、映画関係のプロモーションが一段落した2017年末から2018年頃と報じられています。ここから2023年の元旦発表に至るまで、実に約5年間にわたる交際期間が存在しました。その間、週刊誌の決定的なスクープを一度も許さなかった背景には、双方の所属事務所への配慮はもちろん、「役柄のイメージやファンの期待を裏切らない」という極めて高い自己規律があったと考えられます。移動は常に別々、外食デートは極力避け、もっぱら互いの自宅を行き来する徹底ぶりでした。