メレオロンの第一の能力が「神の不在証明(パーフェクトプラン)」です。この能力を発動している間、メレオロンは誰からもその存在を認識されなくなります。姿が見えなくなるだけでなく、足音や衣擦れの音、体温、体臭、さらにはオーラの放出や「円」による探知、接触した感覚すら相手には伝わりません。たとえ相手の目の前で触れたり攻撃を仕掛けたりしても、対象は何が起きたのか知覚できないという理不尽な効果を持っています。
この無敵とも言える効果を成立させるための発動条件が「息を止めること」です。息を止めている間だけ効果が継続し、息を吐いたり吸ったりした瞬間に能力は完全に解除されます。
最大のネックとなるのがメレオロン自身の肺活量です。彼は愛煙家(ヘビースモーカー)であるため肺機能がそれほど高くなく、通常の息止め持続時間はせいぜい1分から2分程度、激しい運動を伴う戦闘中であれば1分持てば良い方というシビアな制限を抱えています。この「絶対に感知されない無敵時間」と「息切れ=即死」という極限の緊張感が、作中のバトルを最高潮に盛り上げました。