手縫いでゼッケンを縫い付けた際に発生する「布の引きつれ」や「波打ち現象」は、針を通すたびに糸を強く引き締めすぎてしまうことと、体操服のニット生地が手元で伸びてしまうことが主原因です。ゼッケン よれない縫い方を実現するには、以下の3つのステップを徹底します。
まず1つ目は「体操服の中に下敷き(厚紙やA4クリアファイル)を挟み込むこと」です。これによって針が背面の生地まで貫通して誤って一緒に縫い合わされる事故を物理的に防ぎつつ、作業中に体操服の生地が伸びるのを強力に抑えます。
2つ目は「仮止めにマチ針ではなく布用両面テープやマスキングテープを使うこと」です。マチ針は生地に歪みを生じさせやすく、縫っている最中に指に刺さる危険もあります。水溶性の裁縫用仮止めテープ、または四辺を軽く押さえるマスキングテープを活用することで、布同士のズレをゼロに抑え込めます。
3つ目はなみ縫い コツとして、縫い進めるピッチ(針目)を約5mm〜7mmとやや大きめに保ち、糸を引く力を「布が突っ張らないギリギリのふんわりした強さ」にコントロールすることです。3〜5cm縫い進めるごとに、縫った部分を左右に軽く引っ張って糸の馴染みを確認してください。これだけで、着用時に体操服が伸びても糸が突っ張らず、洗濯後も平らな状態を維持できます。