水子地蔵とは?赤い前掛けの理由から供養の作法・費用相場まで解説

水子地蔵とは?赤い前掛けの理由から供養の作法・費用相場まで解説

水子地蔵とは?赤い前掛けの理由から供養の作法・費用相場まで解説について徹底解説いたします。最新の情報をご覧ください。

「水子(みずこ)」とは、古くは生まれて間もなく亡くなった乳児や、流産・死産・人工妊娠中絶によって母胎から命を落とした胎児を指す言葉です。水のように儚く消えていった命を慈しみ、再び清らかな水の世界へ還すという意味合いが込められています。

仏教の伝承において、親よりも早く亡くなった子どもは親不孝の罪を背負わされ、三途の川の手前にある「賽の河原(さいのかわら)」で父母への供養のために小石を積み上げる苦行を強いられるとされてきました。しかし、積み上げた石の塔は鬼によって幾度となく崩されてしまいます。その絶望的な状況のなか、錫杖(しゃくじょう)を手に現れ、子どもたちを鬼からかばい、自らの衣の袖に包み込んで極楽浄土へと導くのが地蔵菩薩(じぞうぼさつ)です。

水子地蔵はこの地蔵菩薩の救済の誓願を具現化したものであり、現世で我が子を抱きしめることが叶わなかった親に代わって、あの世で小さな命を温かく育む守護者としての役割を担っています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。