ツボ押しは力任せに行えば良いというものではない。強すぎる刺激は筋肉の防衛的収縮を引き起こし、かえって神経を緊張させて咳を悪化させるリスクを孕む。
基本となるのは、「息を吐きながら押し、吸いながら力を抜く」というリズムだ。人間の身体は息を吐くときに副交感神経が優位になり、筋肉が弛緩しやすい。4秒かけてゆっくり息を吐きながら、親指の腹を使って「痛気持ちいい」と感じる程度の強さで持続的に圧をかける。刺激の時間は1箇所につき5秒〜10秒、それを3〜5回繰り返すのがベストだ。爪を立てたり、皮膚をゴリゴリと摩擦したりする押し方は避けたい。