えなこのコミケにおける影響力は、動員数だけでなく「経済効果」の面でも突出していました。自身主宰の同人サークルで頒布される新作写真集や限定グッズは、コミケ開幕と同時に完売が続出。ブース前には会場の外周にまで達する長大な待機列が形成されるのが恒例でした。
テレビ番組などで本人が明かしたところによると、コミケでの売上は「1日で1000万円以上」に達した実績があります。限定ポスターやアクリルスタンド、缶バッジなどのオリジナルグッズを含め、用意した数千部単位のアイテムがわずか数時間で完売するという、商業出版物をも凌駕する驚異的な購買力を生み出しました。
この同人活動における大成功と、その後の企業アンバサダー、タレント活動が結実し、えなこは「年収1億円を超えるプロコスプレイヤー」としてのキャリアを確立。趣味と見なされがちだったコスプレを、自立したプロフェッショナルの職業として認知させた功績は極めて大きいと言えます。