番組の顔である国分太一が見せた縦横無尽な仕切りは、まさにこの特番の心臓部だった。スタジオの台本を突き破るような臨機応変な振る舞い、アーティストへの絶妙なツッコミ、そして現場の温度感をそのまま画面越しに伝える空気感。完璧にコントロールされた他局の大型番組とは一線を画す「良い意味での余白」がそこにはあった。
局舎の屋上や廊下、さらには移動中のエレベーターまでをもステージに変えてしまう怒涛の演出。カメラのフレームアウトすら演出の一部に変えてしまう生放送の緊張感は、視聴者を片時もテレビの前から離さなかった。