星野源の身長論争を語る上で避けて通れないのが、妻である新垣結衣との関係性です。2016年に放送され、二人の結婚のきっかけともなったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)において、二人が並び立つツーショットは日本中の視聴者の目に焼き付きました。
新垣結衣の所属事務所による公式発表では、彼女の身長は169cmです。つまり、公式の数値上では「妻の新垣結衣の方が星野源より1cm高い」という力学が成立しています。しかし、劇中での二人の並び姿を振り返ると、シーンによって見え方に明らかな差異が存在していました。
たとえば、リビングのフローリング上でスリッパを履いている、あるいは素足の状態で並んでいるシーンでは、二人の頭頂部の位置や目線はほぼ完璧に水平、あるいは新垣結衣がわずかに高く見える瞬間があります。これは公称スペックの「1cm差」と完全に合致するリアルな光景です。
一方で、外出先のシーンや宣伝ポスター、制作発表記者会見などでは、星野源の方がわずかに背が高く見える場面も散見されました。これが原因で、ネット上では「星野源がシークレットブーツを履いているのではないか」「新垣結衣にペタンコ靴を履かせているのではないか」といった穿った見方が噴出することになったのです。
テレビ局関係者や映像制作の現場証言によれば、これは芸能界における意図的な身長偽称ではなく、映像美学上の「演出配慮」に過ぎません。津崎平匡(星野源)という真面目で几帳面なサラリーマン像を表現するため、衣装にはボリュームのある革靴(厚み3〜4cm程度のソールを持つシューズ)が採用されることが多く、逆に森山みくり(新垣結衣)にはカジュアルなフラットスニーカーやローヒールが用意されていました。靴底の厚みに2〜3cmの差が生じれば、1cmの身長差など一瞬で逆転します。カメラのローアングル撮影やパースペクティブ(遠近感)も加わり、「どちらが高いか」という視覚的印象がシーンごとに揺れ動いたのが真相です。