宇宙の黒騎士の正体とは?Nasa写真の真相と1万3千年の謎に迫る

宇宙の黒騎士の正体とは?Nasa写真の真相と1万3千年の謎に迫る

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ブラックナイトサテライト都市伝説の最大の特徴は、それが「人類の文明発祥以前から地球を見守ってきた未確認飛行物体(エイリアン衛星)」とされている点にあります。この奇妙なタイムスパンはどこから生まれたのでしょうか。

発端の一つとされるのが、1899年に天才科学者ニコラ・テスラがコロラドスプリングスの実験場で観測した謎の電波信号です。テスラは規則的なパルス信号を受信し、「地球外生命体(火星など)からの交信ではないか」と推測しました。現代の天文学では、この電波は木星の磁気嵐や地球の自然現象(空電)であったと考えられていますが、当時の記録が後のオカルト界で「黒騎士からの電波」として結びつけられました。

決定打となったのは、1973年にスコットランドの作家・天文学愛好家であるダンカン・ルナンが発表した仮説です。彼は1920年代から1930年代にかけて観測された「長時間遅延エコー(LDE)」という謎の電波現象のデータを独自の座標系でプロットしました。その結果、うしかい座イプシロン星(イザール)を中心とする約1万3000年前の星図が浮かび上がったと主張したのです。

後にルナン自身がこの分析の誤りを認めて仮説を撤回したものの、一度世に出た「1万3000年の時を超えて地球を監視するエイリアン衛星」という劇的なストーリーは、インターネットの普及とともに一人歩きを始めました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。