世界的なヒットを記録したNetflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』は、相撲部屋の過酷な稽古と閉鎖的な人間関係を容赦なく描き出した。このドラマのヒット以降、欧米やアジアのメディアは日本の大相撲を、単なる伝統神事ではなく最高峰のコンバットスポーツとして再評価し始めている。
優れたスポーツドキュメンタリーが人間の剥き出しのドラマを切り取るように、海を渡って土俵に命を懸ける若者たちの姿は、国境を越えて普遍的な感動を呼び起こす。言語も通じない10代の少年が、髷を結い、浴衣を着て、泥にまみれながら兄弟子にぶつかっていく。その生き様そのものが、フィクションを凌駕する濃厚なドラマを紡ぎ出しているのだ。