ハイエースの天井カスタムに挑戦した多くのユーザーが直面する最初の壁は、パーツの巨大さと繊細さのギャップです。商用バン特有の頑丈なイメージとは裏腹に、ルーフライニング(天井内張り)自体は圧縮成型されたデリケートな素材で作られています。
後悔するケースで最も目立つのが、作業スペースと人手不足による物理的破損です。特に標準ボディでも全長2メートルを超える内張りパネルは、中央部を支えずに端から外すと自重で真っ二つに折れ目がつきます。一度ついた折れシワは修復が極めて困難で、車内に戻した際に見苦しい影となって残ってしまいます。
また、断熱材を欲張って詰め込みすぎた結果、内張りが浮いて純正クリップが留まらなくなる失敗も多発しています。さらに、耐熱性の低い両面テープや接着剤を使用したことで、真夏の直射日光でルーフが高温になり、施工後わずか数か月で断熱材が剥がれ落ちて内張りを押し下げるというトラブルも整備現場で頻繁に報告されています。