新里製菓の「いちゃがりがり」は、効率化やソフト化が進む現代の製菓業界において、古き良き沖縄の骨太な個性を頑なに守り続ける生きた文化遺産だ。その圧倒的な硬さは、消費者を拒絶するための罠ではなく、かつて物資が乏しかった時代に少しでも長く口の中で旨味を楽しめるようにと工夫された庶民の知恵の結晶でもある。
決して前歯で挑まず、ゆっくりと時間をかけて口内で慈しむこと。正しい作法さえ守れば、石のような外殻の奥深くに眠る濃厚なスルメの旨味と素朴な小麦の甘みが、極上の晩酌時間を約束してくれるはずだ。沖縄の店頭やアンテナショップで見かけた際は、己の歯のコンディションと相談しつつ、この硬派な挑戦を受け止めてみてほしい。 (出典: い ちゃ がりがり(Yahoo!ニュース))
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