光が強ければ影も濃くなるように、過激な実験と無軌道なノリの裏で、過去には複数のロケットニュース24 炎上事件が発生しています。メディアとしての影響力が拡大するにつれ、単なる「個人のブログの悪ふざけ」では許されない社会的責任との摩擦に直面してきました。
過去に批判の的となった事例として挙げられるのが、飲食店の提供メニューに対する配慮を欠いた過度なアレンジや、一般店舗への突撃取材におけるマナー違反です。かつて、飲食チェーンで極端なトッピング注文を行ったり、食べ物を粗末にしていると受け取られかねない実験を行ったりした際には、「食に対する敬意がない」「現場の店員に過度な負担を強いている」としてネット上で猛烈なバッシングを受けました。
また、海外発の真偽不明なネタニュースを翻訳して紹介した際に、デマや誤報をそのまま拡散してしまったケースや、PR記事と通常記事の境界線が曖昧だった時期に対する読者からの厳しい指摘も経験しています。黎明期の無法地帯的インターネットのノリをそのまま引きずっていた時代は、面白さを優先するあまり、取材対象への敬意や正確性の担保が後回しになる構造的欠陥を抱えていたと言わざるを得ません。
しかし、近年のロケットニュース24はこうした過去の教訓を糧に、着実なコンプライアンスの刷新を進めています。取材先への事前許諾の徹底、タイアップ広告における「PR表記」の厳密な運用、食品ロスを出さない実食ルールの明文化など、メディアとしての基礎体力を向上させました。「ギリギリを攻めるバカバカしさ」を保ちながらも、誰かを不当に傷つけるリスクを最小限に抑えるバランス感覚の獲得こそが、このメディアが長寿を保てている隠れた要因です。