アパレル業界やWEBデザインの実務現場において、最も混同されやすいのが「バーガンディー」「ボルドー」「ワインレッド」の3色です。日常会話では同系統のダークレッドとして大雑把に扱われがちですが、JIS慣用色名(JIS Z 8102)やマンセル表色系、デジタルのsRGB値において明確な差異が定義されています。 最大の違いは「紫みの強さ」と「明度・彩度の低さ」に集約されます。 * バーガンディー(Burgundy):ごく暗い紫みの赤。赤ワインの中でもフランス・ブルゴーニュ産の熟成した赤ワインを指す英語名。紫の比率が高く、重厚で落ち着いたトーン。 * ボルドー(Bordeaux):ごく暗い赤。フランス・ボルドー産赤ワインを指すフランス語名。バーガンディーに比べて茶色・黄み寄りのニュアンスを含み、わずかに赤の鮮やかさが残る。 * ワインレッド(Wine Red):濃い紫みの赤。赤ワイン全般の色を指す通称で、3色の中では最も明度と彩度が高く、鮮やかな赤紫寄りの発色。 実務で活用される光学データおよび色見本のスペックを比較した一覧表が以下です。
デジタル画面や印刷物の指定で迷った際は、RGBのブルー(B)値に注目してください。バーガンディーは青(B)成分がボルドーよりも多く含まれているため、冷涼感のあるシャープなトーンを表現するのに適しています。