ブランドがどれほど美辞麗句を並べようとも、市場の審判を下すのは実際に財布を開く生活者です。SNS(X、Instagram、TikTok)やオンラインコミュニティに寄せられた最新の口コミとリアルな反応を調査すると、旧フォーエバー21を知る世代と、新しく触れたZ世代との間で興味深い評価の差異が浮かび上がってきました。
肯定的な意見として圧倒的に多いのが、「生地の厚みと縫製レベルの劇的な向上」です。「昔買った服は数回洗うと襟がヨレヨレになったが、今のフォーエバー21はアダストリア製だけあってワンシーズン着倒しても型崩れしない」「丈感や袖丈が絶妙で、小柄な日本人でもお直しいらずで着られる」といった、ジャパンフィットの恩恵を実感する声が相次いでいます。また、「.stのポイントが共通で貯まる・使えるのが地味にありがたい」という実利的な評価も定着しています。
一方で、シビアなネットの反応や辛口レビューも無視できません。特に目立つのは「昔のような1着数百円という衝撃の激安感がなくなった」という価格に対する戸惑いです。Tシャツ1枚が1,000円未満、アウターが2,000円台で買えた過去のイメージに囚われている消費者にとっては、現在の3,000円〜7,000円を中心とする値付けは「普通のカジュアルブランドと変わらない」と映るケースがあります。また、「本国特有のぶっ飛んだデザインや、エッジの効いた派手なクラブ服が減って、日本の無難なトレンドに落ち着きすぎている」という、海外ファッション愛好家からの物足りなさを訴える声も散見されます。