直島旅行を計画する際、最初に立ちはだかるのが地中美術館の予約です。同館は作品保護と鑑賞環境の質を維持するため、15分刻みの完全オンライン日時指定予約制を導入しています。2026年現在も繁忙期(ゴールデンウィーク、夏休み、紅葉シーズン、瀬戸内国際芸術祭の開催時期など)には、予約受付開始とともに午前中や日中の好都合な時間帯から枠が埋まっていきます。「島に着いてから現地窓口でチケットを買えばいい」という認識は通用せず、当日枠の販売がない日は門前払いを余儀なくされます。
また、旅行者を最も混乱させるのが直島の美術館における月曜日休館のルールです。直島のアート施設の多くは原則として月曜日が休館日(ベネッセハウスミュージアムなど年中無休の施設を除く)に設定されています。ここで致命的なのが「月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が振替休館になる」という連鎖反応です。連休を利用して月曜や火曜に日程を組んだ旅行者が、目当ての美術館のシャッターの前で立ち尽くす光景は、SNSの相談掲示板や知恵袋でも後を絶ちません。
さらに、近年人気が急上昇している「杉本博司ギャラリー 時の回廊」も予約優先制を採用しており、併設カフェでの呈茶体験を含めてキャパシティが厳格に管理されています。突発的な旅程変更が極めて利きにくい構造になっているからこそ、予約プラットフォームの開放スケジュールを逆算した旅程構築が必須条件となります。