大通りに面した大鳥居をくぐると現れるのが、一直線に空へと伸びる95段の大石段です。ここは宇都宮二荒山神社のパワースポットとしての見どころにおける最大の白眉と言えます。階段を一歩一歩踏みしめて登るにつれて、背後の繁華街の喧騒がふっと遠のき、明神山の木々が作り出す清冽な神気に包まれていく感覚を味わえます。
石段を登りきった神域には、日光東照宮の改築を手掛けた職人集団の息吹を感じさせる壮麗な社殿が建ちます。本殿の周囲には多彩な末社が配置されており、こちらも見落とせません。
- 初辰稲荷神社:商売繁盛・金運上昇の守護神。毎月初の辰の日に参拝する熱心な地元商業者で賑わう。
- 女体宮:安産や子授け、女性特有の諸祈願にご神徳があるとされ、女性参拝者の信仰が篤い。
- 十社(じっしゃ):県内外の名社十柱を合祀しており、多角的な厄払い・心願成就の祈場となっている。
また、宇都宮二荒山神社の七五三や厄除け祈祷は、下野国一之宮の格式に裏打ちされた厳粛な神事として定評があります。初穂料は一般的に5,000円、7,000円、10,000円〜の区分となっており、神職による丁寧な祝詞奏上と巫女舞の奉納が行われます。特に秋の七五三シーズン(10月中旬〜11月下旬)や年頭の厄除け祈祷期間は、親子三世代にわたる参拝客で社殿がいっぱいになる光景が日常の風景となっています。