月経移動には「早める方法(前倒し)」と「遅らせる方法(後ろ倒し)」の2種類が存在しますが、旅行やイベント当日に薬を飲みたくない方や、副作用の影響をイベント当日に残したくない方には「早める方法」が適しています。
生理を早める場合、一般的には中用量ピル生理前倒し(代表薬:プラノバール配合錠など)または低用量ピルを使用します。代表的な月経移動ピル飲み方のスケジュールは以下の通りです。
ずらしたい生理の直前の生理が始まったら、月経開始5日目までに受診し、ピルの内服を開始します。そこから約10〜14日間にわたって毎日決まった時間に1錠ずつ服用を続け、早めたい日の数日前に服用を中止します。服用をやめてからおよそ2〜4日後に生理様出血が始まり、数日間で出血が終わるため、目的のイベント当日にはすでに生理が終了した状態で迎えられます。
このアプローチの最大のメリットは、旅行イベント生理ずらす際に、旅行本番中にピルを飲む必要がなく、飲み忘れの懸念や吐き気などの副作用に悩まされるリスクを完全に排除できる点にあります。ただし、イベントの直前になってからでは対応できず、少なくとも「1ヶ月以上前からの準備」が必須条件となります。