ネット上で流布している情報の中には、技術的な実態と乖離した誤解が数多く存在します。その代表例を検証します。
誤解①:「画面共有をするとスマホ内のプライベートな通知がすべて相手に見える」
これは半分正解で半分誤りです。古いOSや一部のアプリでは、画面共有中に届いたLINEのメッセージ通知や写真がそのまま映り込む事故がありました。しかし現在では、iOSやAndroidのシステムレベルで「画面共有中の通知非表示(集中モード連動)」が実装されており、Zoom等でも「特定のアプリウィンドウのみを共有する」機能が標準化されています。設定を正しく理解していれば、プライバシー漏洩は完全に防ぐことができます。
誤解②:「無料アプリはすべて個人情報が抜かれている」
これも極端な誤解です。LINE、Google、Zoomといった大手事業者の無料枠は、有料プランへのアップセル(有料移行)や自社エコシステムへの囲い込みをビジネスモデルとしており、通信内容を不正に傍受・売買しているわけではありません。真に警戒すべきは、「大手と同等の機能を完全無料で無制限提供し、収益化の仕組みが一切開示されていない無名アプリ」です。