福岡で「自由な校風」を語る上で外せないのが、伝統的な公立進学校の存在です。特に福岡県立修猷館高校(福岡市早良区)は、戦前から続く「不羈独立(ふきどくりつ)」の精神を体現しており、制服こそ定められているものの、通学時の私服併用や髪型、持ち物に関する縛りが極めて少ないことで知られています。在校生からも「自分たちで考えて行動する文化が根付いており、理不尽な頭髪検査などは一切ない」という声が多数寄せられています。
また、福岡中央高校(福岡市中央区)も校則緩和と生徒の主体性を重んじる改革で評判を集めています。女子高から共学化して久しい同校ですが、生徒会を中心とした対話によって身だしなみ規定が柔軟化され、「落ち着いた雰囲気のなかで個性を尊重してくれる」と受験生からの志望度が上昇しています。
私立高校に目を向けると、西南学院高校(福岡市早良区)や九州国際大学付属高校(北九州市八幡東区)の一部コースなど、キリスト教精神に基づく人間教育や国際理解教育を推進する学校で、自主性を尊重する緩やかな指導方針が支持されています。