ファンの間で最も熱い議論を呼んでいるのが、トイ・ストーリー5でシリーズ完結となるのかという論点です。ピクサーが明かした第5作のプロットは、現代社会を痛烈に反映したこれまでにない危機を描いています。
『トイ・ストーリー5』のあらすじでは、おもちゃたちが直面する最大のライバルとして「デジタル端末(タブレットやスマートフォン)」が登場します。現代の子どもたちが画面に夢中になり、従来のおもちゃで遊ばなくなってしまった現実にウッディやバズたちがどう立ち向かうのかという、トイ・カルチャーの存亡をかけたテーマが据えられました。さらに、前作のラストで別々の道を歩むことになったウッディとバズの再会が大きな見どころとなっています。
「子どもとおもちゃの関わり」という根源的な問いに対して現代的な解答を提示する構成は、一見するとシリーズの決定的な集大成、すなわち「完結編」としての風格を漂わせています。しかし、物語の結末がおもちゃたちの新たな存在意義の確立で終わるならば、それは同時に「新時代のおもちゃたちの冒険」という新たなチャプターの幕開けを意味し、第6作へと繋がる余白を残すことにもなります。