移動手段の電動化と法整備が進んだ2026年、四輪の小型モビリティを巡る勢力図は劇的な変化を迎えました。最高速度60km/hを誇る従来のミニカーに加え、最高速度20km/hに抑えられた「4輪型特定小型原付」が市販化され、高齢ドライバーの免許返納後の足やラストワンマイル配送として台頭しています。購入検討者が最も迷いやすい主要区分と代表車種のスペックを客観データで比較します。
現在、四輪原付市場のベンチマークであり続けているのがトヨタ車体「コムス(COMS)」です。トヨタ車体コムスの評判と実売価格を検証すると、新車価格帯は約90万〜110万円前後(補助金適用前の本体価格)で推移しています。ヤクルトの配達員やセブン-イレブンのセブンミール配達で酷使されてきた実績があり、サスペンションの堅牢性や回生ブレーキの制御は商用基準で鍛え上げられています。ユーザーからは「狭い路地でもスイスイ入破できる」「満充電で電気代が約150円と激安」と絶賛される一方、「冬場はバッテリーの持ちが体感で3割落ちる」「乗り心地が硬く段差のショックがダイレクトに来る」といった現実的な指摘も見受けられます。
一方、報道発表資料や製品データによると、近年急速にシェアを伸ばしているのが特定小型原動機付自転車(特小)規格の四輪モデルです。AINOHOTが手掛ける「SAGA life」は、デュアルバッテリー標準搭載で最大110kmの航続距離を実現し、屋根付きキャノピーを備えるなど天候を問わない実用性を提示しています。また、トライクスジェイピーが供給する「コアライトD4(GoodWalker)」は、低重心設計にインバーター制御と四輪油圧ディスクブレーキを組み合わせ、急な下り坂や坂道発進での安心感を高めています。その他にも「Lactivo」「ELEMOs4 REBORN」「エレカーゴ」「リュウドRE004」など多様なモデルが投入され、近距離移動の主役を競い合っています。