かつて「女子は15歳から18歳が華」とまで言われた競技特性は、新ルールの下でどのように変貌したのでしょうか。歴代選手の競技生活データと、現在のトレンドを比較検証してみます。
データが物語る通り、従来のフィギュアスケート女子ピーク年齢は10代半ばに偏重していました。しかし、坂本花織選手が20代に入ってから世界選手権を3連覇し、円熟味を増したスケーティングで圧倒的な地位を築いた事実は、女子シングルの潮流を根本から変えました。フィギュアスケート引退年齢の平均も、かつては大学卒業と同時の22歳前後が定番でしたが、現在は20代中盤から後半までリンクに立ち続ける選手が珍しくありません。
さらにフィギュアスケート現役最年長選手現在の動向を見渡すと、ペア種目では40歳を超えて世界王者に輝いたディアナ・ステラート=デュデク選手のような歴史的快挙も生まれています。シングルでも男子のジェイソン・ブラウン選手のように、30歳前後に達しても芸術性と質の高いジャンプで会場を魅了し続ける選手が存在感を放っており、フィギュアスケート選手寿命の真相は「短命な消耗戦」から「息の長いプロフェッショナル競技」へとパラダイムシフトを遂げています。