一般的なリスナーの間では「三代目=ランニングマンやアッパーなEDM」というパブリックイメージが根強く残っています。しかし、これは彼らのディスコグラフィのほんの一面に過ぎません。
音楽プロデューサー陣やトラックメイカーのクレジットを紐解くと、彼らは常に世界のR&B、ヒップホップ、アフロビーツなどの最先端サウンドを取り入れ続けています。ボーカルの今市隆二はクラシックなブラックミュージックやソウルを深く愛好し、登坂広臣はオルタナティブR&Bや北欧ポップスのエッセンスをソロ活動を含めて昇華してきました。
グループの代表曲一覧を並べると一見ハイテンションなポップグループに見えますが、その根底には極めて緻密なボーカルアレンジと、世界的振付師を迎えた高難度のコレオグラフィが存在します。この「大衆性と玄人志向のハイブリッド構造」こそが、流行の移り変わりが激しい音楽シーンで長期にわたり第一線に立ち続ける要因です。