「グッドスマイルレーシングがSUPER GTから撤退するのではないか」という憶測が流れた時期がありました。しかし、関係各所への取材および公式発表資料を精査すると、この噂はまったくの事実無根であることが判明しています。
噂が一人歩きした背景には、主に3つの要因が絡み合っていました。
- 長期にわたる未勝利期間:2017年の年間王者以降、毎年のように表彰台に登るものの、年間優勝争いで惜敗するシーズンが続き、「予算縮小による撤退か」と勘違いされたこと。
- 国際レースへのリソース分散:スパ24時間レースや鈴鹿10時間、TYPE-MOON RACINGとのコラボレーションなど、SUPER GT以外のプロジェクトが活発化したことで「国内GT300から手を引く布石ではないか」とファンの間で穿った見方がなされたこと。
- マシンの世代交代サイクルの長期化:他陣営が新型マシンへスイッチする中、信頼性の高いメルセデスAMG GT3 EVOを継続使用している点が、一部の外野から消極姿勢と誤認されたこと。
しかし、安藝貴範代表は公の場でも「初音ミクGTプロジェクトはファンとともに走り続けるライフワーク」と明言しています。ホビー事業の海外展開と連動したブランディング資産としても、グッドスマイルカンパニーにとって中核を成す事業であり、安易な撤退などあり得ないというのがモータースポーツ関係者の一致した見解です。