米海兵隊の公式記録や指揮官たちの回想録において、栗林中将への評価は極めて高いものとなっています。硫黄島攻略軍を率いたホーランド・スミス海兵中将(通称:マッド・スミス)は、戦後に次のような言葉を残しています。
「我々の直面した敵の中で、栗林ほど手強い指揮官はいなかった。彼の防衛計画は完璧であり、その戦術はアメリカ軍の損害をかつてない規模にまで引き上げた。」
また、米国の戦史研究家たちも栗林を「太平洋戦争における最優秀の野戦司令官の1人」と位置づけています。単なる精神主義に頼らず、地形・物量・心理的要素を徹底的に計算し尽くした戦いぶりは、米海兵隊の教育機関(クワンティコ海兵隊基地など)においても近代防御戦の模範事例として長く研究対象とされています。