ネット上のまとめ記事や掲示板などで散見される誤解のひとつに、「CM女王になればギャラランキングでも歴代最高額を稼いでいるはずだ」という短絡的な見方があります。しかし、CMギャラランキング最新の構造を精査すると、現実は全く異なります。
広告契約の現場では、「起用社数を伸ばすために単価を戦略的に抑える」ケースと、「単価を1本1億円前後に固定し、年間3〜4社に限定する」ケースの2極化が進んでいます。吉永小百合や松嶋菜々子といった大御所、あるいは世界的に活躍するアスリートなどは、社数ランキングの圏外であっても1本あたりの契約金は若手トップの倍以上に達します。
逆に、年間20社近い契約を結ぶCM女王クラスの場合、1社あたりの契約金を3,500万〜5,000万円前後に設定することで、複数の中堅企業や新興ITサービスがオファーしやすい環境を整えています。「安売り」ではなく、露出総量を最大化して認知度を跳ね上げる戦略的な価格設定であり、結果として年間総額では大御所を凌駕する巨額の広告収入を生み出しているのが実態です。