ネット上で囁かれる「セカンドストリートの出張買取はひどい」という悪評の多くを占めているのが、「洋服を大量に用意して依頼したのに断られた」「服の査定を頼んだら門前払いされた」という声です。古着買取のイメージが強いセカンドストリートだけに、利用者が不満を抱くのも無理はありません。
しかし、これには明確な理由があります。セカンドストリートの公式規約において、出張買取の取り扱い対象は「大型の家具・家電製品」と厳格に定められています。つまり、洋服や服飾雑貨だけの出張買取は最初から対象外なのです。Webや電話での予約時に「服のみ」と伝えると確実に断られ、このシステムを知らないユーザーが「断られた、最悪の対応だ」とSNSに書き込むという構造的な摩擦が発生しています。
なぜ衣類専門のイメージがある同社が、出張買取では服を拒むのでしょうか。現場のロジスティクス事情に詳しいリユース業界関係者は、次のように舞台裏を明かします。
「出張買取にはトラックの維持費、燃料費、そして専門スタッフ2名の人件費が1件ごとに大きくのしかかります。単価が数百円から数千円程度にとどまる衣類だけを回収するためにスタッフを派遣していては、採算が完全に合いません。そのため、運搬に人手を要する大型家具や白物家電を主軸に据えるオペレーションを徹底しているのです」
ただし、大型家電や家具の出張買取が確定している場合に限り、現場の判断によって「ついで査定」として洋服や小物を査定してもらえるケースは存在します。あくまで主役は大型家具・家電であり、衣類単体での出張依頼は不可能であるという事実を把握しておくことが、無用なトラブルを避ける第一歩となります。