無線Lanとルーターの違いとは?役割の真相と失敗しない選び方

無線Lanとルーターの違いとは?役割の真相と失敗しない選び方

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家電量販店のネットワーク機器売り場を取材すると、機器の役割を取り違えたことによるトラブル相談が日常茶飯事となっています。販売員の証言によると、最も多い誤解は「無線LANルーターという機械を部屋に置いてコンセントに挿せば、それだけでインターネットにつながる」と思い込んで購入してしまうパターンです。

無線LANルーターはあくまで通信を仲介するハードウェアに過ぎず、道路に例えるなら「インターチェンジ」のような存在です。道路そのものである光回線やプロバイダ(ISP)との開通契約を結んでいなければ、どれほど高性能な機器を稼働させても外部とデータをやり取りすることはできません。

また、ネット上の掲示板や知恵袋などで頻繁に報告されているのが「二重ルーター問題」です。プロバイダから送られてきたホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター等)の後ろに、購入してきた無線LANルーターを初期設定のまま接続した結果、家庭内に2つの異なるルーターが併存し、IPアドレスの競合や接続エラー、オンラインゲームの切断事故を引き起こすケースが目立ちます。

現場のエンジニアやサポート担当者の分析によると、通信の不具合を「電波が弱いから」と勘違いしてアンテナの多い高額機に買い替えたものの、根本原因がこの二重ルーター設定や古いLANケーブルの流用にあり、改善に至らなかったという事例が全体の3割近くを占めています。まずは配線経路と機器の役割分担を正しく見極める作業が欠かせません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。