午前8時30分。開場と同時にメインゲートへとなだれ込む人の波が目指す先は、特設ミートブースだ。目玉は言わずと知れた最高峰の黒毛和牛「佐賀牛」。通常価格の3割引き以上という破格の記念価格で提供される限定即売パックを求め、開始わずか15分で数百メートルに及ぶ長蛇の列が形成された。「毎年これだけは欠かせない」と笑う地元有田町から訪れた男性の手には、鮮やかな霜降りのロース肉が収まる。
隣接する穀物コーナーでは、特A評価の常連であるブランド米「さがびより」の精米実演販売が展開。炊きたての新米おにぎりが口に運ばれるたび、来場者からは感嘆の声が漏れる。粒立ちの良さと噛むほどに広がる甘み。実りの秋を丸ごと舌で味わう贅沢が、ここには溢れている。