40年近いキャリアの中で発表された膨大なディスコグラフィの中から、リスナーの目的に応じた必聴アルバムを厳選します。
- 『SHAKE IT PARADISE』(1986年):J-R&Bの夜明けを告げた衝撃の1stアルバム。『流星のサドル』『Missing』を収録した歴史的必聴盤。
- 『BONGA WANGA』(1990年):ファンクとエスニックな民族音楽が融合。久保田の音楽的好奇心とバンドアンサンブルが頂点に達した大作。
- 『LA・LA・LA LOVE THANG』(1996年):『LA・LA・LA LOVE SONG』を収録し、ポップスとしての完成度を極限まで高めたメガヒットアルバム。
- 『Parallel World II KUBOSSA』(2013年):ボサノヴァとR&Bを掛け合わせた極上のアコースティック・サウンド。大人のリスナーに最適な一枚。
【プロの結論】音楽ファンタイプ別・今聴くべき作品の判断基準
これから久保田利伸のディスコグラフィに触れる場合、以下の基準で作品を選ぶことを推奨します。
【選ぶべき人】
・90年代J-POPの黄金期を味わいたい層:『THE BADDEST』シリーズをはじめとするベストアルバムから入ることで、タイアップ曲や代表曲の網羅的な把握が可能です。
・本格的なブラックミュージックやグルーヴを求める層:初期の『GROOVIN'』や全米進出作『Nothing But Your Love』を聴くことで、ベースラインとドラムの掛け合い、ボーカルコントロールの凄みをダイレクトに体感できます。
【注意が必要な層】
・歌詞のメッセージ性や叙情詩的なフォークソングのみを好む層:久保田の楽曲は「母音の響き」や「ビートとの一体感」を最優先に設計されている場合が多く、言葉の重みだけを求める聴き方ではその真価を捉えきれない可能性があります。