「痛くないからそのうち治るだろう」と変色を放置したり、上から濃いカラーのジェルやマニキュアを塗って隠したりすることは非常に危険です。
密閉された状態が続くと緑膿菌の増殖が止まらず、爪甲を構成するケラチン組織が脆弱化します。最悪の場合、自爪が指の肉(爪床)からペラペラと剥がれてしまう「爪甲剥離症」を併発し、回復までに何ヶ月もの歳月を要することになります。
また、周囲への感染力について不安を抱く方も多いですが、緑膿菌は日和見感染菌であり、健康な皮膚を持つ家族や友人に触れただけでうつる可能性は極めて低いです。ただし、免疫力が著しく低下している高齢者や乳幼児がいる家庭、あるいは爪切りやヤスリを共用している環境では、微細な傷口から二次感染を引き起こすリスクがゼロではないため、衛生管理の徹底が求められます。