日本国内のメディアを定期的に賑わせるのが、藤浪晋太郎阪神復帰の噂です。甲子園春夏連覇のエースとしてタイガースに入団し、ルーキーイヤーから3年連続2桁勝利を挙げた黄金期を知るファンにとって、背番号19が再び縦縞のユニフォームを着て甲子園の歓声を浴びる光景は特別なロマンを帯びています。
しかし、阪神タイガースのチーム編成を冷静に見極めると、投手陣のデプス(選手層の厚さ)は12球団トップクラスを誇ります。リリーフ陣の層も厚く、仮に日本復帰となった場合でも、かつてのように手放しで勝ちパターンや先発ローテーションが与えられる保証はありません。
さらに、国内他球団の動向も無視できません。パ・リーグの複数球団は「広い球場と指名打者制(DH制)の環境であれば、藤浪の圧倒的な球威が最大限に生きる」と高く評価しており、ポスティング時の経緯を含めて阪神への復帰にこだわらないシナリオも現実味を帯びています。本人の代理人を務めるスコット・ボラス氏の手腕も含め、藤浪晋太郎日本復帰の可能性は「米球界での選択肢が完全に断たれた段階での最終カード」として維持されているのが実情です。