Q1:台風から熱帯低気圧に変わったら、もう傘や警戒は不要ですか?
A1:まったく不要にはなりません。最大風速が17.2m/sを下回っただけで、低気圧が伴う大量の水蒸気や発達した積乱雲はそのまま残っています。過去には熱帯低気圧に変わった直後に線状降水帯が発生し、数十年に一度の大雨となった事例が数多くあります。風が収まっても、雨雲レーダーやキキクルで降水リスクを確認し続けてください。
Q2:台風とハリケーンの違いは何ですか?強さも違いますか?
A2:本質的な構造は同じ熱帯低気圧ですが、存在する海域と定義基準が異なります。東経180度より西の太平洋・南シナ海にあるものが「台風」、大西洋や北東太平洋にあるものが「ハリケーン」と呼ばれます。また、ハリケーンは1分間平均風速で約33m/s以上のものを指すため、風速基準としては日本の台風(10分間平均で17.2m/s以上)よりも厳格な階級に相当します。
Q3:温帯低気圧になると勢力は衰えるのですか?
A3:勢力が衰えるとは限りません。温帯低気圧化は「熱帯の性質から温帯の性質(冷たい空気と暖かい空気の境界)へ構造が変わった」ことを意味します。上空の寒気を取り込んで再発達し、台風時を上回る暴風や広範囲の高波を引き起こす「爆弾低気圧」になるケースもあるため、温帯低気圧の報が出た後も厳重な警戒が必要です。